平成29年春の外国人叙勲伝達式ウォーリー・ウルスリアック氏

平成29年6月20日
ウルスリアック氏受章挨拶
田辺総領事挨拶
ウルスリアック氏のご家族
北海道カーリング協会からの花束の贈呈

6月15日、当館総領事公邸において、ウォーリー・ウルスリアック氏への旭日双光章伝達式を行いました。ウルスリアック氏の親族および友人を始めとして、当地スポーツ関係者、アルバータ州議会議員、プレスを含む計約60名が集まる中、冒頭で田辺領事は、80年代から90年代にかけて日本でカーリング指導者を育成し、スポーツを通じた素晴らしい日加交流を実現したウルスリアック氏の功績を称えつつ、今年4月にアルバータ州エドモントンで行われた世界選手権での日本男子チームの平昌オリンピック出場枠獲得等に触れ、ウルスリアック氏がなければ今日の日本カーリングはあり得なかったこと、北海道で同氏に指導を受けた人々が今でも同氏を慕っており、カーリングの普及は同氏の人柄によるところも大きいことなどを紹介し、謝辞が述べられました。

勲章および勲記の伝達後、ウルスリアック氏は、今回の受章は大変名誉なことであり、今まで支え続けてくれた家族と、日加両国の友人に心から感謝したいと話しました。また、誰もカーリングを見たことがない日本の地で、それでも皆に温かく迎えられ、今でも当時の生徒との交流が続いていることなど、北海道を中心として指導に当たった当時の思い出話などが語られました。また、カーリングを共通言語として、これからも日加関係がますます近しいものとなってほしい、とのスピーチがありました。次に、高橋はるみ北海道知事からの、今やカーリングは北海道を代表するスポーツに育っており、今回のウルスリアック氏の受章を心からお祝いすると共に、更なる北海道・アルバータ姉妹都市間の関係強化に邁進したい旨の電報が代読されました。

また、北海道カーリング協会の貝森輝行会長からの、北海道のすべての友人を代表してこれまでの同氏の貢献に改めて感謝すると共に、同氏が作り上げた日本カーリングの土台を次の世代に継承していきたい、との電報が代読され、同協会からの花束が贈呈されました。

式典終了後には記念ディナーが振る舞われ、参加者は日本食や日本酒を楽しみました。


アルバータ州議会議員との記念写真
参加者に挨拶する田辺総領事夫妻とウルスリアック氏