大和田シェフと旬を食べよう! [冬至編]

令和5年12月21日
南瓜まんじゅう ~たまご酒とあわせて~

材料と作り方(10個分)

材料 分量
(南瓜まんじゅうの皮)
南瓜のペースト
(蒸して潰したのもの)
100g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
砂糖 70g
5g~30g
(南瓜ペーストの水分量によって調整)
(餡)
こしあん 75g
南瓜のペースト 75g
(蒸して潰したのもの)
(たまご酒)
1ケ
ハチミツ 大さじ2
日本酒 90ml
牛乳 90ml
生姜 5g


(南瓜まんじゅう)
  1. 餡の材料を混ぜ合わせ、15gずつ丸めておく。
  2. 水以外の南瓜まんじゅうの皮の材料を混ぜ合わせ、生地の水分量を見ながら適宜水を足し混ぜ合わせる。生地を30gずつ丸める。(分量外の小麦粉を手につけながら)
  3. 皮を手のひらで円に伸ばし餡を包む。ひとつずつクッキングペーパーに乗せていく。(お好みで、南瓜のように軽く切り込みを入れてもかわいいです。今回は南瓜のヘタがあるところに南瓜の皮を少しのせてみました。)
  4. 沸いた蒸し器に南瓜まんじゅうを入れて10分蒸して完成。

(卵酒)
  1. 溶き卵と蜂蜜を合わせ、鍋に入れ、日本酒、牛乳を足して弱火で温める。
    (卵は60度で凝固し始めるので、温めすぎないでください。)
  2. 仕上げに、おろし生姜を入れて完成。

完成!!

大和田シェフのポイント!

  • 冬至の食べ物で、南瓜と小豆を炊いた料理が有名ですが、今回は、その2つの材料を使って、懐かしいお饅頭を作りました。よく私の祖母が作ってくれたのを覚えています。日にちが経って硬くなってしまった時は、そのまま油で揚げて食べさせてくれました。美味しいのでお試しください。
  • 冬至に南瓜を食べる習慣ができたのは江戸時代からだといわれています。南瓜の旬は10 月~11月ですが、切らずに丸ごと置いておけば2ヶ月は保存でき、さらに追熟が進み甘味が増す特徴があります!
    旬の時期以外も食べることができ保存技術が発達していなかった時代の人々にとって、冬を越すための貴重な栄養源だったそうです。
  • お酒のペアリングは、寒い冬にぴったりの卵酒です。江戸時代の料理本「料理物語」には卵酒の作り方が紹介されています。カナダにもエッグノッグという卵酒に似た飲み物があることを知りました!こちらにはカルダモンやシナモンのスパイスを効かせているようですが、今回の卵酒には生姜を合わせてみました。風邪の引き始めなど、身体を温める為に、是非作ってみてください!

お酒のペアリング:たまご酒

たまご酒
温まった日本酒の立ち香と、卵のまろやかな旨み。
濃厚で甘い南瓜まんじゅうと合わせた時に広がる、多重奏で濃密な味わいを楽しんでください。
蒸したての南瓜まんじゅうと、日本酒が体温を上げてくれ、身体の芯からあたたまります。

※たまご酒に使うお酒は純米酒がおすすめです。